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形而下の文化史

表象文化史・ジュエリー文化史・装飾文化史

 

From Caucasus region and Northern iran コーカサス地方より(3)

表象文化史 装飾文化史

 

大地の恵み パンの表象(2)

プレッツェルのかたち

 

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(1)プレッツエル;Chez CLAIRE

 

 

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(2)大地と蛇の表象;ミノア文明からプレッツエルまでのパン

 

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(3)Relief fresco;Island of Peseira,north of CreteBC2,000年期中庸

Pennsylvania University Museum;Prehistoric textile by E.J.W.barber

 

 「パンの研究 越後和義・柴田書店」の本に記載されているパンを、表象文化史的に並べてみました。一部付け加えて並べてみると「大地と蛇の表象」が、長い時代を通して引き継がれてきた事が解ります。まさに、パンは「大地の恵み」、「大地の豊饒」を表す形に作られ続けたのです。「パンのかたち」は文化、文明の伝播を示しています。しかし、よくこれだけの資料を集められたものです。とくに「酵母パン」「無酵母パン」の解説は、本当に知りたかったことなので、これから「小麦」を知るために大いに役立ってくれそうです。有難うございます。

これも研究目的と言い訳をしながら、「プレッツエル」を食べました。以前にもアメリカかどこかで、一度だけ食べたことがありましたが、これほど美味しくなかった記憶があります。事実、それ以来触手が動くことはなかったのが事実です。これは美味しかった。また研究する必要がありそうです。

でもよく考えると、「神聖な大地の表象」として作られる時には、「小麦粉」、「水」、「塩」だけで形作り、ゆで上げる、古代コーカサス地方やイランと同じ「無酵母パン」なのですね。私が食べた「プレッツエル」はバターや卵,牛乳などが練り込まれた「酵母パン」でした。

ちなみに、「プレッツエル」は一本の「ひも状」から結びます、これは、ミノア文明・「大地と蛇」の表象から始まりますが、「ケルト文化」で「蛇」のみが強調された表象になった結果だと考えます。「ひも状」から作る「土器」や「食品」「一筆書き」には「蛇」の「観念」が宿っています。「プレッツエル」は「大地の豊饒」を守る「蛇」であり、それ自体が「大地の豊饒の恵み」なのです。全体の丸い形は「大地」を「蛇」で表しています。

日本の「結び」、特に「横綱」などに、同じ観念を感じます。

そして、ドイツ、マインツ市、「フィンテンの聖泉」に捧げられた、BC1世紀頃の「紐の結び」も同じような形をしています。「神聖な大地の表象」です。

ア!!見落とすところでした。ヨーロッパの「五月祭の花輪」と同じです。「豊饒の大地」の表象・「花輪」から伸びる、「蛇」を表すリボンを持って、「大地」を描く輪になって踊る「五月祭の花輪」と同じです。「花笠踊り」、「花祭り」、ちなみに、アイヌ民族も同じように、リボンを持って踊ります。

そして、「五月祭」といえば、東京都府中市の「くらやみ祭り」。

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