形而下の文化史

表象文化史・ジュエリー文化史・装飾文化史

 

トピックス(8)Gleichenia japonica(ウラジロ)とズールーノ概念(8)

   

       ショショーネ族の文化 「編む文化」、「松の文化」

 

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(39)The Great Basin of Diamond Valley, Nevada(ネバダ州);The SHOSHONE

 

KIM DRAMERの著作「The SHOSHONE]はショショーネ族の創世神話から始まります。それによると、ショショーネ族はコヨーテに運ばれた「編み籠・バスケット」の中に入り、グレートプレーンズ(Great Plains)・(参照)の地にやっててきました。ショショーネ族の文化にとって、植物素材を編んだ「バスケット」は基本的な物であり、グレートプレーンズ以外の地から伝播してきたことを暗示しています。写真(38)のような、乾燥地帯に居住するショショーネ族の生活文化には一万数千年以前に北アフリカから伝播した様々なものが生き残っています。それ和何よりも、作ることが「周期の円環を積み重ねる(ズールーの概念)」神聖な行為とされる「芝の家」あり、植物素材を編む「芝の文化」、そして「松の文化」です。

日本に於いて「松」が何故、神聖で大切な樹木なのか考え続けてきましたが、この「ショショーネ族の生活文化」に求められるようです。「松の実」はショショーネ族の大切な食料であり、「松脂」はバスケットの水筒(参照を防水加工する役目を持ち、伴にショショーネ族が命を繋ぐために、必要不可欠な物なのです。北アフリカからインド、東南アジアを通り、日本を含む北東アジアからベーリング海峡を渡って北アメリカ西部・グレートプレーンズにやって来たズールーの概念と人々は東南アジアから「松の文化」を伝播したようです。日本に於いても土器以前に「松の文化」は命を繋ぐ基本的な文化として存在していたはずです。よって土器の時代になっても、「松」は「神の木」として大切で、神聖な樹木であり続け、現在に至っていると考えます。

BC5,000年ころから西アジアの土器に見られる「文様」は植物素材「網目の文様」と旧石器時代からの「動物岩絵」、そして「ズールーの概念」、「コーカサスの概念」から、解りやすく時間軸に合わせて分析出来ます。文化服装学院・工芸科・秋の集中講義は、この「文様」の分析を、生徒の皆さんの知恵と感性をかりながらやってみたいと思っています。後で「授業ノート」を書くつもりです。

 

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(40)中国の少数民族ミャオ族のミーヒュウ;図説 日本人の原郷 萩原秀三郎

 

 

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(41)茅の輪:wikipedia

 

 

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(42)伊勢湾、神島 ゲーター祭;図説 日本人の原郷 萩原秀三郎

 

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(43)Sacred Kusha Grass ornaments(茅を円環に編んだ神聖(Hindus)な装身具

  Traditional jewelry of india  oppi untracht著

 

 次に「ズールーの概念」と植物素材を「編む文化」が、日本の縄文時代以前に存在していたことを、具体的に見てみましょう。キーワードは[輪=円環」そして「茅」です。

 

つづく

 

 

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