埼玉県の古墳 (9)三波川変成帯の岩石、大鹿村中央構造線博物館 三波川編成帯の上には弥生時代の銅鉱山がありました。和歌山から紀ノ川を遡れば奈良五条そして奈良盆地へと至ります。弥生人の上陸地点の一つです。さらに三波川編成帯は伊勢大社から豊川、…
時空を超えてCAMONICAから縄文末期の奈良盆地へ、ゴルゴンを神とする部族は降り立ちました。一つ一つ両者の「形而下の石」を突き合わせていきます。その中で、前章で見落としていた「銅鐸のルーツと意味」が浮き彫りになります。 仕事に追われて忙しかった7…
Maykop culture 黄金の文化(3) テラスの造成(段々畑のルーツ) (1)Camonica Valleyの岩絵;CAMONICAVALLEY Emmanuel Anati KNOPP 前章でMaykop cultureでの石積テラスの出現と灌漑は、飛鳥時代の「亀形石造物」と「酒船石」と表象的に繋がりがある事を…
Maykop culture 黄金の文化(2) (9)Mycopのクルガンから出土した銀製壺 The Mycop: Bronze Age Culture of Exotic Caucasus (9)Golden ox figurine found in the Maykop kurgan (mid-4th millennium BC), Hermitage Museum; Wikipedia Maycopのクルガン…
テレク川(Tergi river) Maykop culture 黄金の文化 金鉱床を求めてコーカサス山脈を西へ テレク川(Tergi river)を遡った部族は、多くの銅鉱山と出会ったことでしょう。テレク川(Tergi river)上流からカスピ海に至るコーカサス山脈には現在も豊かな銅鉱…
The Sioni cultural complex Shulaveri-Shomu cultureとKura-Arsxes cultureを繋ぐ文化 (1)Kura-Arsxes culture (2)Shulaveri-Shomu culture 「ノアの箱舟」を想起する「Shulaveri-Shomu culture」は確かにアララト平野にも拡がっています。写真(2)で…
遺物、遺存体にみる「Shulaveri-Shomu culture」の部族移動 赤司千恵さんの「植物考古学からみた古代の酒」を読ませていただきました。非常に興味深い論文です。その中で貴重な学術的事実を知りました。銅器時代の遺存体として、葡萄の種子と果皮が見つかっ…
銅器時代と最古の黄金文化 源流地の考察 Sakdrisi deposit ジョウジア南部、クヴェモ・カルトリ州 「Leyla-Tepe culture」の冶金技術が、どの様にコーカサス山脈に伝播したかを探る前に、検証しなければいけないことがあります。何故なら「Leyla-Tepe cultur…
(1)ダルガウスの家型墳墓群、北オセチア共和国 BC6,000~BC4,000年、すなわち黒海大洪水が起こった期間の遺跡が、大コーカサス山脈と小コーカサス山脈の間ートランスコーカサスの中部、ジョウジア、アルメニア、アゼルバイジャンにわたる地方に存在します…
(4)Dolmenns of Russia ringingcedasofrussia.org(巨石文化の墳墓) 「イシュタルの表象(3-29)」を書いている途中ですが、どうしても述べておきたいことがあります。今、コーカサス(カフカス)山脈の北と南の文化を比べ、「知識の杖」と「イシュタルの表象…
黒海北岸 スキタイ(scythians)、サルマタイ(sarmatians)の杖 古ノルド語の「valva」は「杖を運ぶもの」,「魔法の杖を運ぶもの」の意味があり、「valva」の別名は「多くを知るもの」を意味します。古ノルド語への分流を遡れば「ゲルマン祖語」に、さらに遡…
司教杖(Baculo,Crosier) 1999年、東京富士美術館で開かれた「ポルトガルー栄光の500年展」の会場で、私は「キリスト騎士修道会大十字章」(参照)に出会い、心惹かれました。その衝動は抑えがたく、リスボンに旅立ちました。 その「キリスト騎士団十字紋章…
アスクレピオスの杖とイシュタルの表象 (79)ギリシャ神話に登場する名医アスクレピオス wikipedia 蛇 「アスクレピオスの杖」は医療・医術の象徴として、現在も使われている「イシュタルの表象」です。「Supe'rieur(13,500BP~12,000BP)」・上部マグダレニ…
「蛇」を飼う文化(3)ミノア文明とアテナ,そしてイシュタルの表象「フクロウ」 パルテノン神殿で蛇が飼われていたのは、広く知られた史実です。女神アテナ(アテーナー)を「蛇の女神」と呼ぶ者もいます、(参照) 確かに女神アテナ(アテーナー)は、古代…
「蛇」を飼う文化(2)ミノア文明崩壊とミケーネ文明 ミノア文明、「諸宮殿崩壊後の時代,(BC1,425~1,170年頃)」に千葉県佐倉市宮内井戸作遺跡に伝播した「蛇を飼う容器」 the north entorance of the MALLIA PALACE,CRETE (66)「異形台付土器(相似形の…
ミノア文明と縄文文化 「蛇」を飼う文化 安田吉憲氏著の「 蛇と十字架」に出会ったのは、十年前の頃になると思います。著書の中で、明治時代まで「蛇」を飼う文化が残っていた中心的な地方として、広島県、岡山県、徳島県三好郡(現三好市)と書かれていたの…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)とミノア文明 クレタ島に長方形(輝く雨の表象)の概念が現れたのは、前宮殿時代のBC2,3000年頃と言われています。それは、長方形の共同墓地や広場の形をとっています。それまでは、アフリカ部族の概念を示す円形…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)・「岩戸上,下」春日大神と天照大神 (51)「四手」と「神垂」;和久ノート(参照)1,(参照)2 「戸下神楽」の番付「岩戸」は、日本神話の「天岩戸」伝説とは明白に違います。結論から書きますと、縄文末期の日向(宮…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)・「山守」とイシュタルの降臨(2) ヨーロッパ種との交配山葡萄だと思いますが、どんな味がするのか試してみました。複雑で奥深い味わいです。これはやみつきになりそうです。私はワインよりこの風味が好きです。少…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)・「山守」とイシュタルの降臨 (47)クレタ島に降臨したイシュタル(写真45参照) ディオニューソス;カール・ケレーニイ著、岡田素之(訳)、白水社 これまで見てきた神楽は、すでに霊山に鎮座する「荒神」が来訪…
イシュタルの手(3) イシュタルの舟から藁龍へ 大河内神楽(宮崎県・椎葉神楽)・柴荒神とディオニュソス(2) (44)大河内神楽の「面棒」を手に舞う「柴荒神」;別冊太陽・祭礼、平凡社 (45)「イシュタルの手」の変容;和久ノート 写真(45)を見て頂…
イシュタルの手(3) イシュタルの舟から藁龍へ 大河内神楽(宮崎県・椎葉神楽)・柴荒神とディオニュソス (39)アッティカ式壺絵に描かれた、ディオニュソス、マイナス、サテュロス、シレノス ARCHEO・ギリシャ文明 大河内神楽の「柴荒神」が登場する、本…
イシュタルの手(3) イシュタルの舟から藁龍へ 大河内神楽(宮崎県・椎葉神楽) 宮崎県東臼杵郡椎葉村、大河内地区の神楽には「浄土」にあたる「御神屋」のほかに、もう一つの神座として「外神屋」がある。「イシュタルの舟」は明確な形をとっています。 …
イシュタルの手(3) ミャオ族と「イシュタルの手と舟」(3)・イシュタルの舟から龍舟へ(2) 荒神龍押し、盆綱、盆綱引き 死人を冥界に導く「イシュタルの舟」の概念は、黒海大洪水にあと、コーカサスとアナトリア地方の黒海沿岸地方に生まれたと考えられます…
イシュタルの手(3) ミャオ族と「イシュタルの手と舟」(3)・イシュタルの舟から龍舟へ (23) 写真(20)・⑧舳先拡大 この龍の頭に見える「イシュタルの舟」の舳先も、表象分析すれば「雨による平衡の女神」の表象で出来ていることが解ります。写真(25)、…
イシュタルの手(3) ミャオ族と「イシュタルの手と舟」(2) (21)阿日寺、阿弥陀如来(奈良県香芝市);ソゾタケの仏像日記 (22)拡大(20)ミャオ族、銅鼓船文に刻まれたイシュタルの手と舟 図説日本人の原郷,第三章舟を浮かべ鼓をたたき租を祀る・萩原秀三…
イシュタルの手(3) ミャオ族と「イシュタルの手と舟」 (19)ミャオ族姉妹節の民族衣装;なるほどザワールドより 中国南部と台湾(参照)の少数民族が持つ表象については、随分以前から興味を持ってきました。今回、写真(20)の銅鼓船文に刻まれた表象を…
「イシュタルの手」の変容(2) (10)イシュタルの銘入りの円筒印象印影、古バビロニア時代;円筒印章 東京美術 バビロニア南部のシュメールで、イシュタルがイナンナに変容されていたBC2,000年頃、バビロニア北部、中部にセム語族(参照)が侵入します。ア…
「イシュタルの手」の変容 (1)円筒印象印影、イラン、テペ・ヤヒヤ北方シャハダート出土(BC2,770年頃);円筒印象印影、 (2)千手観音座像(三十三間堂安置);Wikipedia(参照) イラン、テペ・ヤヒヤの少し北方シャハダートで見つかった円筒印象の印影です…
モロッコ・ユダヤ共同体 「Wedding Contract(結婚契約書)・20世紀初頭」に現れた最後の表象 (57)Frisian costume,the 15th century Ethnic jewelry; Schiffer これまでモロッコのユダヤ共同体・「Wedding Contract(結婚契約書)に表れた表象を見てきまし…