表象文化史
DNAで見たアイヌ人 とりあえず下のリンクでアイヌ人のDNAを見てください。DNA分類された表が出てきます。 お判りでしょうか。「ハプログループG」が多いのです。 (7)2019 TERUMO SCIENCE FOUNDATION(参照) 本土日本人の中で弥生人に多い「ハプログループ…
DNAで見たアイヌ人 とりあえず下のリンクでアイヌ人のDNAを見てください。DNA分類された表が出てきます。 お判りでしょうか。「ハプログループG」が多いのです。 (7)2019 TERUMO SCIENCE FOUNDATION(参照) 本土日本人の中で弥生人に多い「ハプログループ…
DNAで見たアイヌ人 とりあえず下のリンクでアイヌ人のDNAを見てください。DNA分類された表が出てきます。 お判りでしょうか。「ハプログループG」が多いのです。 (7)2019 TERUMO SCIENCE FOUNDATION(参照) 本土日本人の中で弥生人に多い「ハプログループ…
神話は文章ゆえ作られます。表象は時として原義を留めます。 (54)「蝦夷島奇観」熊祭部「祭壇の図」村上島之允 別冊太陽 熊を仕留めたら祭壇を築き感謝の祈りを神(カムイ)に捧げます。 (55)「アイヌ風俗絵巻」フクロウ祭 西川北洋 明治初期 市立函館図…
狩られる鹿の神性 写真(50)の方がより分かり易いでしょうか、人々は両手を挙げて崇めるポーズをとっています。鹿の背には半身のゴルゴンが合体しています。よく見るとゴルゴンの後光が見えます。半人(神)半獣の概念が描かれた最初の絵(岩絵)ではないで…
直弧文・弧帯文の意味 (45)和久ノート 写真(42)「清水風遺跡・鳥の止まる楼閣;神社建築文化財の探訪<TIAS>ブログ掲載: 京都市埋没文化財研究所 中谷正和氏メモ」(参照)を見ていて、渦巻表象だけを持つ掘っ立て小屋は「お産小屋」だと思いました。し…
イシュタルの楼閣(鳥葬の塔) 数日前、写真(42)京都市埋没文化財研究所 中谷正和氏のメモを眺めていました。やっぱりメモの(11)はテラスが広くて特徴あるなーってよく見た瞬間三羽の鳥が見えました。図録を確認するとやっぱり見落としていました。写真…
「清水風遺跡」の鳥女神 (32)和久ノート;清水風遺跡の壺絵・イシュタルとゴルゴン 冥界の鳥女神・イシュタル (37)ミケーネ文明 鳥の女神テラコッタ、テーベ、コロナキス墓地出土 ARCHEO エーゲ海文明 バルカン半島にはBC5,000年頃から、生命誕生の象徴「…
::: 唐古・鍵遺跡の冥界・イシュタルの聖域「清水風遺跡」 弥生時代の歴史は面白い。想像を超えた展開をする。 田原本町教育委員会の発表(産経ニュース)によると、使用後川に一括投棄された土器の化学分析で、清水風遺跡において米と海の魚やキビ又は米と…
時空を超えてCAMONICAから縄文末期の奈良盆地へ、ゴルゴンを神とする部族は降り立ちました。一つ一つ両者の「形而下の石」を突き合わせていきます。その中で、前章で見落としていた「銅鐸のルーツと意味」が浮き彫りになります。 仕事に追われて忙しかった7…
速報 北海道大学の研究者グループによって、唐古・鍵遺跡から見つかった骨が「メスのヒナ鶏」であることがわかりました。鳥占い用に飼われていたと考えます。 唐古・鍵遺跡の鶏 (22)土製鶏頭(弥生時代後期);唐古・鍵考古学ミュージアム 弥生時代には非…
埼玉県の古墳 (9)三波川変成帯の岩石、大鹿村中央構造線博物館 三波川編成帯の上には弥生時代の銅鉱山がありました。和歌山から紀ノ川を遡れば奈良五条そして奈良盆地へと至ります。弥生人の上陸地点の一つです。さらに三波川編成帯は伊勢大社から豊川、…
時空を超えてCAMONICAから縄文末期の奈良盆地へ、ゴルゴンを神とする部族は降り立ちました。一つ一つ両者の「形而下の石」を突き合わせていきます。その中で、前章で見落としていた「銅鐸のルーツと意味」が浮き彫りになります。 仕事に追われて忙しかった7…
Maykop culture 黄金の文化(3) テラスの造成(段々畑のルーツ) (1)Camonica Valleyの岩絵;CAMONICAVALLEY Emmanuel Anati KNOPP 前章でMaykop cultureでの石積テラスの出現と灌漑は、飛鳥時代の「亀形石造物」と「酒船石」と表象的に繋がりがある事を…
遺物、遺存体にみる「Shulaveri-Shomu culture」の部族移動 赤司千恵さんの「植物考古学からみた古代の酒」を読ませていただきました。非常に興味深い論文です。その中で貴重な学術的事実を知りました。銅器時代の遺存体として、葡萄の種子と果皮が見つかっ…
(1)ダルガウスの家型墳墓群、北オセチア共和国 BC6,000~BC4,000年、すなわち黒海大洪水が起こった期間の遺跡が、大コーカサス山脈と小コーカサス山脈の間ートランスコーカサスの中部、ジョウジア、アルメニア、アゼルバイジャンにわたる地方に存在します…
黒海北岸 スキタイ(scythians)、サルマタイ(sarmatians)の杖 古ノルド語の「valva」は「杖を運ぶもの」,「魔法の杖を運ぶもの」の意味があり、「valva」の別名は「多くを知るもの」を意味します。古ノルド語への分流を遡れば「ゲルマン祖語」に、さらに遡…
司教杖(Baculo,Crosier) 1999年、東京富士美術館で開かれた「ポルトガルー栄光の500年展」の会場で、私は「キリスト騎士修道会大十字章」(参照)に出会い、心惹かれました。その衝動は抑えがたく、リスボンに旅立ちました。 その「キリスト騎士団十字紋章…
アスクレピオスの杖とイシュタルの表象 (79)ギリシャ神話に登場する名医アスクレピオス wikipedia 蛇 「アスクレピオスの杖」は医療・医術の象徴として、現在も使われている「イシュタルの表象」です。「Supe'rieur(13,500BP~12,000BP)」・上部マグダレニ…
「蛇」を飼う文化(3)ミノア文明とアテナ,そしてイシュタルの表象「フクロウ」 パルテノン神殿で蛇が飼われていたのは、広く知られた史実です。女神アテナ(アテーナー)を「蛇の女神」と呼ぶ者もいます、(参照) 確かに女神アテナ(アテーナー)は、古代…
「蛇」を飼う文化(2)ミノア文明崩壊とミケーネ文明 ミノア文明、「諸宮殿崩壊後の時代,(BC1,425~1,170年頃)」に千葉県佐倉市宮内井戸作遺跡に伝播した「蛇を飼う容器」 the north entorance of the MALLIA PALACE,CRETE (66)「異形台付土器(相似形の…
ミノア文明と縄文文化 「蛇」を飼う文化 安田吉憲氏著の「 蛇と十字架」に出会ったのは、十年前の頃になると思います。著書の中で、明治時代まで「蛇」を飼う文化が残っていた中心的な地方として、広島県、岡山県、徳島県三好郡(現三好市)と書かれていたの…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)とミノア文明 クレタ島に長方形(輝く雨の表象)の概念が現れたのは、前宮殿時代のBC2,3000年頃と言われています。それは、長方形の共同墓地や広場の形をとっています。それまでは、アフリカ部族の概念を示す円形…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)・「岩戸上,下」春日大神と天照大神 (51)「四手」と「神垂」;和久ノート(参照)1,(参照)2 「 戸下神楽」は日向(宮崎)で「天照大神」の概念が生まれたことを教えてくれます。前回に見た「山守(イシュタル)」の…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)・「山守」とイシュタルの降臨(2) ヨーロッパ種との交配山葡萄だと思いますが、どんな味がするのか試してみました。複雑で奥深い味わいです。これはやみつきになりそうです。私はワインよりこの風味が好きです。少…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)・「山守」とイシュタルの降臨 (47)クレタ島に降臨したイシュタル(写真45参照) ディオニューソス;カール・ケレーニイ著、岡田素之(訳)、白水社 これまで見てきた神楽は、すでに霊山に鎮座する「荒神」が来訪…
イシュタルの手(3) イシュタルの舟から藁龍へ 大河内神楽(宮崎県・椎葉神楽)・柴荒神とディオニュソス(2) (44)大河内神楽の「面棒」を手に舞う「柴荒神」;別冊太陽・祭礼、平凡社 (45)「イシュタルの手」の変容;和久ノート 写真(45)を見て頂…
イシュタルの手(3) イシュタルの舟から藁龍へ 大河内神楽(宮崎県・椎葉神楽)・柴荒神とディオニュソス (39)アッティカ式壺絵に描かれた、ディオニュソス、マイナス、サテュロス、シレノス ARCHEO・ギリシャ文明 大河内神楽の「柴荒神」が登場する、本…
イシュタルの手(3) イシュタルの舟から藁龍へ 大河内神楽(宮崎県・椎葉神楽) 宮崎県東臼杵郡椎葉村、大河内地区の神楽には「浄土」にあたる「御神屋」のほかに、もう一つの神座として「外神屋」がある。「イシュタルの舟」は明確な形をとっています。 …
イシュタルの手(3) ミャオ族と「イシュタルの手と舟」(3)・イシュタルの舟から龍舟へ(2) 荒神龍押し、盆綱、盆綱引き 死人を冥界に導く「イシュタルの舟」の概念は、黒海大洪水にあと、コーカサスとアナトリア地方の黒海沿岸地方に生まれたと考えられます…