装飾文化史
Maykop culture 黄金の文化(2) (9)Mycopのクルガンから出土した銀製壺 The Mycop: Bronze Age Culture of Exotic Caucasus (9)Golden ox figurine found in the Maykop kurgan (mid-4th millennium BC), Hermitage Museum; Wikipedia Maycopのクルガン…
遺物、遺存体にみる「Shulaveri-Shomu culture」の部族移動 赤司千恵さんの「植物考古学からみた古代の酒」を読ませていただきました。非常に興味深い論文です。その中で貴重な学術的事実を知りました。銅器時代の遺存体として、葡萄の種子と果皮が見つかっ…
(1)ダルガウスの家型墳墓群、北オセチア共和国 BC6,000~BC4,000年、すなわち黒海大洪水が起こった期間の遺跡が、大コーカサス山脈と小コーカサス山脈の間ートランスコーカサスの中部、ジョウジア、アルメニア、アゼルバイジャンにわたる地方に存在します…
黒海北岸 スキタイ(scythians)、サルマタイ(sarmatians)の杖 古ノルド語の「valva」は「杖を運ぶもの」,「魔法の杖を運ぶもの」の意味があり、「valva」の別名は「多くを知るもの」を意味します。古ノルド語への分流を遡れば「ゲルマン祖語」に、さらに遡…
司教杖(Baculo,Crosier) 1999年、東京富士美術館で開かれた「ポルトガルー栄光の500年展」の会場で、私は「キリスト騎士修道会大十字章」(参照)に出会い、心惹かれました。その衝動は抑えがたく、リスボンに旅立ちました。 その「キリスト騎士団十字紋章…
アスクレピオスの杖とイシュタルの表象 (79)ギリシャ神話に登場する名医アスクレピオス wikipedia 蛇 「アスクレピオスの杖」は医療・医術の象徴として、現在も使われている「イシュタルの表象」です。「Supe'rieur(13,500BP~12,000BP)」・上部マグダレニ…
「蛇」を飼う文化(3)ミノア文明とアテナ,そしてイシュタルの表象「フクロウ」 パルテノン神殿で蛇が飼われていたのは、広く知られた史実です。女神アテナ(アテーナー)を「蛇の女神」と呼ぶ者もいます、(参照) 確かに女神アテナ(アテーナー)は、古代…
「蛇」を飼う文化(2)ミノア文明崩壊とミケーネ文明 ミノア文明、「諸宮殿崩壊後の時代,(BC1,425~1,170年頃)」に千葉県佐倉市宮内井戸作遺跡に伝播した「蛇を飼う容器」 the north entorance of the MALLIA PALACE,CRETE (66)「異形台付土器(相似形の…
ミノア文明と縄文文化 「蛇」を飼う文化 安田吉憲氏著の「 蛇と十字架」に出会ったのは、十年前の頃になると思います。著書の中で、明治時代まで「蛇」を飼う文化が残っていた中心的な地方として、広島県、岡山県、徳島県三好郡(現三好市)と書かれていたの…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)とミノア文明 クレタ島に長方形(輝く雨の表象)の概念が現れたのは、前宮殿時代のBC2,3000年頃と言われています。それは、長方形の共同墓地や広場の形をとっています。それまでは、アフリカ部族の概念を示す円形…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)・「岩戸上,下」春日大神と天照大神 (51)「四手」と「神垂」;和久ノート(参照)1,(参照)2 「戸下神楽」の番付「岩戸」は、日本神話の「天岩戸」伝説とは明白に違います。結論から書きますと、縄文末期の日向(宮…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)・「山守」とイシュタルの降臨(2) ヨーロッパ種との交配山葡萄だと思いますが、どんな味がするのか試してみました。複雑で奥深い味わいです。これはやみつきになりそうです。私はワインよりこの風味が好きです。少…
イシュタルの手(3) 戸下神楽(諸塚神楽)・「山守」とイシュタルの降臨 (47)クレタ島に降臨したイシュタル(写真45参照) ディオニューソス;カール・ケレーニイ著、岡田素之(訳)、白水社 これまで見てきた神楽は、すでに霊山に鎮座する「荒神」が来訪…
イシュタルの手(3) イシュタルの舟から藁龍へ 大河内神楽(宮崎県・椎葉神楽)・柴荒神とディオニュソス(2) (44)大河内神楽の「面棒」を手に舞う「柴荒神」;別冊太陽・祭礼、平凡社 (45)「イシュタルの手」の変容;和久ノート 写真(45)を見て頂…
イシュタルの手(3) イシュタルの舟から藁龍へ 大河内神楽(宮崎県・椎葉神楽)・柴荒神とディオニュソス (39)アッティカ式壺絵に描かれた、ディオニュソス、マイナス、サテュロス、シレノス ARCHEO・ギリシャ文明 大河内神楽の「柴荒神」が登場する、本…
イシュタルの手(3) イシュタルの舟から藁龍へ 大河内神楽(宮崎県・椎葉神楽) 宮崎県東臼杵郡椎葉村、大河内地区の神楽には「浄土」にあたる「御神屋」のほかに、もう一つの神座として「外神屋」がある。「イシュタルの舟」は明確な形をとっています。 …
イシュタルの手(3) ミャオ族と「イシュタルの手と舟」(3)・イシュタルの舟から龍舟へ(2) 荒神龍押し、盆綱、盆綱引き 死人を冥界に導く「イシュタルの舟」の概念は、黒海大洪水にあと、コーカサスとアナトリア地方の黒海沿岸地方に生まれたと考えられます…
イシュタルの手(3) ミャオ族と「イシュタルの手と舟」(3)・イシュタルの舟から龍舟へ (23) 写真(20)・⑧舳先拡大 この龍の頭に見える「イシュタルの舟」の舳先も、表象分析すれば「雨による平衡の女神」の表象で出来ていることが解ります。写真(25)、…
イシュタルの手(3) ミャオ族と「イシュタルの手と舟」(2) (21)阿日寺、阿弥陀如来(奈良県香芝市);ソゾタケの仏像日記 (22)拡大(20)ミャオ族、銅鼓船文に刻まれたイシュタルの手と舟 図説日本人の原郷,第三章舟を浮かべ鼓をたたき租を祀る・萩原秀三…
イシュタルの手(3) ミャオ族と「イシュタルの手と舟」 (19)ミャオ族姉妹節の民族衣装;なるほどザワールドより 中国南部と台湾(参照)の少数民族が持つ表象については、随分以前から興味を持ってきました。今回、写真(20)の銅鼓船文に刻まれた表象を…
「イシュタルの手」の変容(2) (10)イシュタルの銘入りの円筒印象印影、古バビロニア時代;円筒印章 東京美術 バビロニア南部のシュメールで、イシュタルがイナンナに変容されていたBC2,000年頃、バビロニア北部、中部にセム語族(参照)が侵入します。ア…
モロッコ・ユダヤ共同体 「Wedding Contract(結婚契約書)・20世紀初頭」に現れた最後の表象 (57)Frisian costume,the 15th century Ethnic jewelry; Schiffer これまでモロッコのユダヤ共同体・「Wedding Contract(結婚契約書)に表れた表象を見てきまし…
翼をもった雨による平衡の女神(イシュタル)の神殿 「Wedding Contract」に現れた二羽の鳥とTinos(ティノス島、キュクラデス)のDovecots(鳩小屋) (41)Dovecot(鳩小屋)、Tarabados,Tinos(ティノス島、キュクラデス) Greek Design & Decoration ABRMS …
モロッコ(Morocco)のユダヤ共同体 (37)Rabbi Ifergan、spiritual leader in Oufrane, Anti-Atlas、Morocco;1955 jews MOROCCO; MERELL スカーフ左に「水玉・〇」、右に「水玉・〇、女神・△、平衡(sheveron)・十」そして「火」の「赤」、「雨による平衡の女…
「クリムト展」(参照) 「輝く雨の表象」をまとう「黄金の騎士」 もう一つの「八芒星」と「円筒印象」 (30)POINT ZERO DES ROUTES DE FEANCE(フランスの起点・パリ、ノートルダム大聖堂前の「八芒星」の表象;Atlas Obscura ノートルダム大聖堂の火災を知…
一万年の概念と表象 「ハレの日」のカタチ 2019,3,30 日テレ 読売テレビ 東京支社 LIVE(拡大) 2019,3,30 日テレ 読売テレビ 東京支社 LIVE 今朝、何気なくTVをON。「改元」の特集が聞こえる。映像を見てびっくり! 何もない背景に、十字架の箱がバラで満た…
イシュタルの表象・「手」(6) 様々なhamsaの源流 モロッコのユダヤ人 「八芒星」の誕生 (27)「八芒星」染色亜麻布、シリア、パルミラ 1世紀 オリエントの文様 小学館 「六芒星」誕生のヒントを与えてくれた写真(4)Wedding Contract(結婚契約書)には、「八…
イシュタルの表象・「手」(5) 様々なhamsaの源流 モロッコのユダヤ人 「六芒星」・3 「六芒星」は「雨の女神の花」として誕生した! 平成30年3月24日 NHKの「日本人のお名前」で今回の内容に関連した長野県の苗字「花見」について放送しました。「ケミ」と読…
イシュタルの表象・「手」(4) 様々なhamsaの源流 モロッコのユダヤ人 「六芒星」・2 (5)Wedding Contract jews MOROCCO; MERELL 私は大きな見落としをしていたようです。Hindu(ヒンズー教)に取り入れられたインダス文明からの遊牧民・文様(表象から考え…
イシュタルの表象・「手」(3) 様々なhamsaの源流 モロッコのユダヤ人 「手」と「六芒星」 (8)Mains d'argent(手の銀製御守りペンダント) Bijoux du Marco 1800年代末期から1,900年初頭のモロッコ(Morocco)製品「手の銀製御守りペンダント」です。「雨」を…