徳川家康の分銅金(小分銅)
(1)「桐」刻印・分銅金(小分銅);CURIO 190号 フジインターナミント株式会社
2015年11月20日、貨幣博物館がリニューアルオープンしましたので、早速、足を運びました。写真(2)Razor(Final Bronzu age)のようにイタリア半島を中心とした地中海文化圏に現れた「分銅型(江戸時代、両替商がこの形の分銅を用いたための呼名)」の表象は、写真(3)分銅形土偶として縄文後期に八王子貝塚 愛知県西尾市などに現れます。そして、江戸時代中期に「花畑大鷲神社」で始まった「酉の市」の「縁起物」として、写真(4)の「黄金餅」が作られました。豊臣秀吉と徳川家康によって作られた「分銅金」をその時系列に並べるとことにより、この表象の持つ意味はより解り易くなります。明治時代になり、「酉の市」から「黄金餅」が消えた理由もうなずけます。ちなみに、「分銅金」を覆っている刻印は「八弁・ナツメヤシの花」です。
「黄金伝説展・古代地中海世界の秘宝」と「羽子板、扇が導いたこと」に同じ表象が多く現れ始めました。シンプルな本質に少し近づいたようです。
(2)Razor;Final Bronzu age
Prehistoric Metal Artefacts From italy(3500~720BC) in British Museum(推薦本
)
(3)分銅形土偶、八王子貝塚 愛知県西尾市(縄文後期)
西尾市教育委員会所蔵;縄文土偶ガイドブック;新泉社
(4)三菱マテリアルとコロワイドの株主優待
黄金餅
(5)柘榴花の変容;スケッチ(和久譲治)
柘榴花ーエッグ&ダーツーイオニア式