「イシュタル」の表象(3)
新たな発見-雨による平衡の女神のポーズから解ること・バルカン半島(3)
(83)Late Cucuteni culture,w Ukraina ;c 3,800~3,600BC
The Language of GODDESS
地中海海洋民の「▽+▽」女神が「Cucuteni -Trypillian culture(ルーマニア東部、モルドバ、ウクライナ)」で「天の火」、「地の雨(水)」を表す「お釈迦様ポーズ」に変容しています。私はこのポーズの女神は「DunantulVonaldisKeramia(Transdanubian Liner Pottery)」(参照)以前から土器文化が始まっていた「Starcevo-Koros-Cris culture、Karanovo culture(セルビア、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア西部)」で「Liner Pottery」と同じ頃,写真(61)、(81)の女神と「▽+▽」女神が習合して生まれたと思っています。
ではなぜ「セルビア、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア西部)ではなく「ルーマニア東部、モルドバ、ウクライナ」の「Cucuteni -Trypillian culture」の領内でこの絵の描かれた土器片が見つかったのでしょうか。
それは BC5,000年頃「鳥の神格と習合した雨による平衡の女神」、つまり「イシュタルの前身」、チャタル・フュユクの壁画(参照)の「「Vulture(ハゲワシ)になった雨による平衡の女神」と同じ概念の女神がバルカン半島に現れたことに原因があると考えます。つづく
(61)豆粒文、ギザギザ・垂下・貼付隆線文、平衡の王女・貼付隆線文土器
ko"ro"s culture,Hungary;BC5,500~BC5,400?
The Language of GODDESS
(81)Karanovo culture,Bulgaria;c5,800BC
The Language of GODDESS
(79)Vinca culture,nw Bulgaria,painted on the wall of Magurata cave (NW.Bulugaria)
chronology unknown
THE LANGUAGE OF THE GODDESS;Marija Gimbutas
(女神ポーズの強制)