前方後円墳の概念
前方後円墳はズールーの概念を形にしたものです。これまでの説明と下の写真を見れば、和久ノートの意味は直ぐに理解出来るはずです。アフリカ・ズールーの概念の中心にある「宇宙論」は「相似的に重なる宇宙は相似的に重なる王女の子宮で表されている。」です。「壺の中の王女」も同じ表象です。「壺」は子宮を表しています。この「壺」を具象的な「子宮の表象」で二重に包み込んで「相似的に重なる王女の子宮」を表象しています。
ひと目で「壺」と分かる遺跡は奈良橿原市で見つかっています。ご覧ください。
サンケイニュースです。
和久ノート
奈良橿原市の「円形周溝墓」に鹿児島県大隅半島の「京の峯遺跡」に見られる「円形周溝墓」を重ねた形が前方後円墳の概念です。それにしてもこの概念の形を、綺麗なグラフィックデザインにまとめた弥生時代末期から古墳時代の人々の感性にはびっくりします。土木建築知識の確かさに驚きます。
またこの結びつきによって、南九州と奈良・古墳時代の王権との結びつきも証明されたことになります。律令制度の中で「隼人」が、信頼が必要な重要な役目を任された理由にもなるのでしょうか。また南九州の「円形周溝墓」については、このような仮説の元
さらなる研究が進むことを期待します。
湯場崎辰巳氏の基礎的研究には感謝致します。さらなる研究を熱望します。
(101)サルデーニャ島・オジリエ文化(BC3,200~BC2,800年頃)陶器遺物 Grotta San Michele di Ozieri;DestiMap;Destinations(参照)
四つの世界は四人の女神で表されています。壺は「天の王女」の子宮で、さらに大きな王女の宇宙を表しています。(参照)
(65)壺の中の女神;エジプト、ナカダ期BC3,600年頃 国立ベルリン エジプト、博物館:ナイルストーリー(参照)